珍しい苗字、平凡な苗字
私は仕事柄いろんな人に印鑑を押してもらいます。
その中におもしろい苗字の印鑑がありました。
風呂中さんという苗字のシャチハタの印鑑です。
私の苗字は日本でも一、二を争うほど平凡な苗字なのでうらやましくて仕方ありませんでした。
最初は珍しい苗字のシャチハタの印鑑を特別に注文すると別料金がかかってちょっと割高なのかと思っていましたが、シャチハタの印鑑は既製品も特別注文も料金が同じなんだそうです。
それだったら珍しい苗字で特別注文のシャチハタ印鑑を購入した方がだんぜんお得感があります。
私もそうと知っていれば、平凡な苗字の既製品のシャチハタの印鑑を購入せずに、特別注文のシャチハタの印鑑を作れば良かったです。
私が毎日印鑑を押してもらう人の中に『鈴木美和子』さんという人がいます。
彼女のシャチハタの印鑑は鈴木美という三文字になっています。
それも既製品のシャチハタの印鑑と同じ料金で特別注文して作ってもらったみたいです。
私は羨ましがり家さんなので、とってもうらやましくてたまりません。
ちゃんとしたはんこ屋さんに行って相談しながらシャチハタの印鑑を購入していればこんな失敗はしなかったのにと思うと悔やまれてなりません。
シャチハタの印鑑をちょっとでも安く手に入れたかった私は、文房具の卸し問屋みたいなお店でシャチハタの印鑑を購入してしまったのです。
もしちゃんとしたはんこ屋さんに行っていたら、きっとシャチハタの印鑑は特別注文でも既製品のシャチハタの印鑑と同じ料金なんだと教えてくれたことでしょう。
シャチハタの印鑑を二つも購入するのは馬鹿らしいし、このまま風呂中さんという苗字のシャチハタの印鑑と鈴木美という特別注文のシャチハタの印鑑をうらやましく思いながら仕事を続けることになりそうです。


